出産その11~まとめ~ [出産]
元々長男が生まれる前から子供は二人欲しいと思っていた私。
夫は歳のこともあってか一人で十分という人だった。
長男が帝王切開で出産だったこと、思った以上に育児が大変だったこと、
そして夫との意見が割れていたこともあって、二人目を作ろうとしたのは
長男が2歳になる頃だった。
早速基礎体温を測り始めた。
長男は割りとすんなり授かったこともあり、最初は2歳差もいけるんじゃないか?
などと甘いことを考えていた。
5月生まれの長男なので、それは本当にすぐ妊娠した場合だけの話。
2歳差が叶わなくても焦りはなかった。
それが秋の終わり頃から生理さえこなくなってしまい(ずっと低温)
これじゃあ妊娠どころの話ではない、と、長男を産んだクリニックで相談。
体温表を見せる元々周期が長い、更にたまに無排卵の時があるので、
クロミッドで治療していきましょう、とのことだった。
クロミッド飲めばすぐにでも妊娠できるような気がしていた私。
でも結局一年が過ぎてしまい、今回妊娠しなかったら不妊治療専門クリニックに
転院、と宣告されたその周期で妊娠。
もう気持ちは転院後に向いていたので、まさかまさかの妊娠でした。
おまけに妊娠検査薬の反応は弱いし出血もあり、更に胎嚢確認などが遅く、
諦め気味でした。
でもそんな中、次男ちゃんはちゃんと頑張って育ってくれていたんですね。
ちょっと遅めながらも胎嚢、胎芽、心拍と確認され、出血原因もポリープとわかりました。
そして長男ちゃんを産んだクリニックではもうお産を扱っていなかったので、
心拍が確認された後、転院。
クリニックで紹介されたのは公立のNICU併設の病院でした。
ここら辺ではリスクのある妊婦さんしか通わない、と言われ、近所のママ友の中にも
その病院で出産した人は殆どいませんでした。
私の場合、その病院で出産しなくてはいけないようなリスクはなかったのだけれど、
前回が帝王切開だったということで、クリニックの先生が帝王切開なら
個人のクリニックではなく、大きな病院の方がよいから、と紹介してくれたのでした。
最初は大きな病院が苦手だったし、公立ってことで憂鬱な気分で受診したのですが、
結果、大正解でした。
妊娠経過もよく、出産も産後も特に問題はなかったけれど、予定帝王切開&
帝王切開に慣れている病院だけあって、前回の緊急帝王切開とは雲泥の差でした。
そして産後のケアもなかなかよくて、豪華な食事やサービスはないにせよ、
かなり満足でした。(しかも費用が安い)
そして私は羊水検査も受けたのですが、この病院で受けられました。
担当の先生もとてもよい先生で、心配性の私をいつも安心させてくれる先生でした。
初期の不安、長男の世話、暑い夏…楽しむ余裕がなくバタバタと過ぎていった
妊婦生活でしたが、それでもあの時間はとても幸せで愛おしい時間でした。
お腹にいた次男ちゃんが生まれてきた今、更にバタバタとしていますが、
喧嘩ばかりしているけれど夫がいて、いたずらっ子な長男ちゃんがいて、
そして待ち望んでいた次男ちゃんが目の前でスヤスヤ寝ている今、
本当に幸せです。
実際そんなふうに噛み締めている余裕はないんですけど、それでも夜中の授乳後なんかに
しみじみ思ったりします。
最近よく先輩ママや近所のおばさんに『今が一番よい時よ』と言われるのですが、
私もそう思います。
今だけじゃなく、長男を妊娠したあの時から、二人目待ちでちょっと苦しかったあの時期、
二人目妊娠中、今、そしてちょっと先の二人が手を離れるまでの時間…
きっとおばあちゃんになってからあのときはよかった、と一番に思い出す時間なんじゃないか
と思います。
これで妊娠出産は最後ですが、子供達が手を離れるまでの間、苦しいこともたくさんあるけれど
一瞬一瞬を大事にしていきたいと思います。
…って毎日バタバタしてますけどね(笑)
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
これからは育児の話が中心になるかとは思いますが、どうぞ宜しくお願いいたします。
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